2013.07.23
夕方5時から日弁連のライブ実務研修を受講しました。日弁連では、東京の弁護士会館で行われている研修を全国の弁護士会に生中継するシステムを構築しており、これを利用して香川県弁護士会館で受講したものです。
テーマは、「中小企業金融円滑化法終了への対応における弁護士の実務」で、会社再建請負人として著名な村松健一弁護士による「実践的会社再建(弁護士として忘れてはならないこと-会社再建の現場から-)」と題する講演を聞きました。村松弁護士の著作物は読んだことがあっても、お顔を拝見するのは初めてでしたが、村松弁護士の中小企業経営者に対する熱い思いがひしひしと伝わってくる素晴らしい講演でした。
レジュメを読み返し、明日からの弁護士実務に活かしていきたいと思います。
2013.07.16
午前中は、岡山地方裁判所への出張でした。往復の電車内で「弁護士に学ぶ 交渉のゴールデンルール」(奥山倫行著、民事法研究会発行)という本を読みました。
著者の奥山氏は、平成14年に弁護士登録をした札幌の弁護士さんのようです。はしがきには、「交渉には生まれもった才能は重要ではない。交渉には、誰でも簡単に習得して、すぐに応用できるノウハウがある」とありました。
本書では、アポの取り方や座席の座り方から、相手の真意を探る交渉の駆け引きまで、44項目にわたるノウハウが紹介されていました。中には、ここまで公開していいのか、と思うくらいの弁護士の企業秘密に属するものも見受けられました。
対象は一般向けで、定価は1,400円です。44項目のうち、1つでも2つでも「これは」というノウハウが見つかれば、かなりお買い得ではないでしょうか。
仕事で交渉に携わる方や弁護士のノウハウに興味のある方にお勧めできる1冊です。