昨日午後5時から、日弁連のライブ実務研修「税務訴訟の勘どころ」を受講しました。できれば締め切りの迫っている仕事の方を優先したかったのですが、税務訴訟の研修はめったにないので、香川県弁護士会館に足を運ぶことにしました。

研修では、まず、ホステス源泉徴収事件において平成22年に最高裁で勝訴判決を勝ち取った橋本浩史弁護士と、東京高裁で今年の2月に勝訴判決を勝ち取った宰田高志弁護士から、自らの体験を踏まえての判例紹介がありました。

その後、上記2人の講師と、税務の研修ではおなじみの山下清兵衛弁護士をパネリストとしてパネルディスカッションが行なわれました。コーディネーターは、大分県弁護士会の山本洋一郎弁護士でした。山本弁護士のお話は大変分かりやすく、税務訴訟を専門としない私にも、主張の組み立て方や立証上の留意点などがひととおり理解できました。

研修の内容もさることながら、難しい内容をいかに平易にわかりやすく話すかということの重要性を再認識した研修でした。

 

 

午後2時から4時まで、香川県弁護士会館において、中小企業に関する無料法律相談会を実施しました。私も相談担当者の1人として、2件の相談を担当しました。

この相談会は、日弁連と全国の各弁護士会が連携して、中小企業の経営を法的側面から支援するため、全国的な行事として開催しているものです。

中小企業ということでいえば、顧問税理士はいるけれども、顧問弁護士まではいないという会社が多いのではないでしょうか。そうすると、法律相談についてもまずは身近にいる税理士に相談して、現実に事件が起きてしまってから、初めて弁護士に相談するということになります。しかし、それでは遅いのです。もし、当初の段階で相談してくれていれば、そもそも事件になっていないし、解決も容易だったというケースはよく見受けられます。トラブルにならないようにするのが、最善の紛争解決方法といえます。そして、それこそが企業経営において果たすべき弁護士の役割だと思っています。

中小企業に関する無料相談会は毎年実施していますので、是非、このような機会を有効に利用していただきたいと思います。

s-DSC_0815.jpg午後から、香川県留置施設視察委員会として、坂出署と丸亀署の留置施設を視察しました。

香川県留置施設視察委員会は、警察の留置施設の運営の透明性を確保するために設置された警察部外の委員により構成される第三者機関です。

今日の視察では、留置施設の内部を現実にチェックするとともに、面接を希望した被留置者とも面談して要望事項などの聴き取りを行いました。また、留置担当職員とも面談し、改善事項などに関する意見の聴き取りも行いました。

香川県内の警察署の留置施設について、よりよい運営が行われるよう、委員会として活動してきたいと思っています。

 

【対応可能地域】香川県全域(綾歌郡綾川町、綾歌郡宇多津町、観音寺市、仲多度郡琴平町、坂出市、さぬき市、善通寺市、高松市、仲多度郡多度津町、東かがわ市、丸亀市、仲多度郡まんのう町、木田郡三木町、三豊市) 岡山県、徳島県、愛媛県、高知県等の近隣地域や東京、大阪等も対応可能です。
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