2013.11.01
「事例に学ぶ 離婚事件入門」(民事法研究会発行)という本を読みました。10人の弁護士の共著となっていました。
この本は、離婚原因や慰謝料、財産分与、親権、面会交流、DV、婚約解消等が争点となった12のケースを設定し、依頼者が弁護士に相談する場面から、弁護士委任、交渉、調停、裁判と進む過程について、依頼者と弁護士との具体的やり取りを掲げながら解説を加えたものです。申立書などの書式も豊富で、経験の少ない若手弁護士にはもってこいの本といえますが、依頼者と弁護士との会話が中心に進むので、一般の方にも小説のように面白く読めると思います。
一般の方に興味があると思われる離婚慰謝料や財産分与の相場も書かれており、また弁護士の具体的な仕事の内容を垣間見ることもできます。
定価は2,800円(税別)となっていました。普通の本屋さんには置いてないかもしれませんが、ネットで検索すればヒットするはずです。現実に離婚を考えている方にお勧めできる一冊です。