2014.01.12
あけましておめでとうございます。平成26年もよろしくお願いいたします。
さて、「遺言相続の落とし穴」(大阪弁護士協同組合)という本を読みました。55人の弁護士の共著になっていました。
サブタイトルには、「その遺言書で、本当に紛争を予防できますか?」とあり、帯の部分には、「生兵法は大怪我のもと。相続紛争はこうして起きる!相続税対策は相続対策にあらず。」と書かれてありました。
実際に相続紛争の解決に携わっている弁護士が書いているだけあって、一般には間違いないと思われている公証人、税理士、信託銀行などに勧められるままに作った遺言書では、必ずしも相続紛争を回避できないケースなどついて、本当に実務的な観点からのアドバイスが書かれてありました。
相続全般にわたる60のテーマの解説もなされているので、これを読めば相続問題に関する一応の理解をすることもできます。
定価は税込1,300円。たった千円余りでこの内容ということになりますと、遺言の作成を検討している方には、是非読んでほしい一冊だと思います。