「香川県の弁護士事情~その1」で、平成25年10月現在の香川県の弁護士数は153名と書きました。その後も弁護士数は増え続け、平成26年3月現在の弁護士数162名となっています。

これに対し、高松地方裁判所の裁判官の数は、驚くほど少なく、ほとんど増えていません。

高松地方裁判所本庁では、民事部が5人、刑事部が4人の裁判官で裁判を行っています。高松家庭裁判所本庁で裁判を担当している裁判官は2人だけです。高松地方裁判所丸亀支部には4人の裁判官しかおらず、同観音寺支部に至っては担当裁判官は1人だけです。

日々裁判所に持ち込まれてくる多くの事件をたったこれだけの裁判官で処理しているのですから、「迅速な裁判」とか「市民に身近な司法」といっても自ずから限界があります。

司法試験の合格者は、私が受験していたころに比べると、4倍にも増やしたのですから、裁判官もある程度増員して、迅速な紛争解決に努めてもらいたいものです。

高松市の個人情報保護審議会に出席しました。私は、5年ほど前からこの審議会の会長を務めています。

この審議会は、高松市の個人情報保護制度の適正かつ円滑な運営を推進するために設置されているもので、市長からの諮問に応じて答申したり建議を行ったりなどしています。

今日の審議会では、市が保有する個人情報の目的外利用についての諮問を受け、担当課から目的外利用を行う必要性、相当性等の説明を聞き、質疑を経たうえで、審議会の委員間で議論し、答申の方向性について結論を出しました。

今後もバランス感覚をもって適切な判断を行っていきたいと思っています。

s-DSC_0030.jpg附属高松中学校卒業証書授与式がありました。私は、今年度、同校梅香会(PTA)の会長をしている関係で、祝辞を述べることになりました。壇上でのスピーチは、校長先生(香川大学教授)、同大学教育学部長様、梅香会会長(私)、梅友会(OB会)会長様の順番でした。要は子供たちの門出にあたっての餞の言葉ですから、偉そうなことを言えばいいのですが、来賓席には地元金融機関頭取様(梅友会役員)などそうそうたるお歴々が座っておられるので、つい緊張感が高まってしまいます。私は、「高い志を持て」ということと「日々の努力の継続が大切」ということの2点について、前者を山登りに例えて、後者は「雨垂れ石を穿つ」という諺を用いて話をしました。優秀な附属高松中学校の生徒からすれば、「そんなことは分かっているよ」と言われそうですが、私とすれば、当たり前のことを当たり前にすることの重要性をわかってもらえればという気持ちでした。

巣立っていった卒業生諸君の今後の飛躍を心から期待するところです。

【対応可能地域】香川県全域(綾歌郡綾川町、綾歌郡宇多津町、観音寺市、仲多度郡琴平町、坂出市、さぬき市、善通寺市、高松市、仲多度郡多度津町、東かがわ市、丸亀市、仲多度郡まんのう町、木田郡三木町、三豊市) 岡山県、徳島県、愛媛県、高知県等の近隣地域や東京、大阪等も対応可能です。
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