2014.09.22
東京で開催された監査役セミナーに出席して来ました。日程の都合で、「ガバナンス・コンプライアンスに関する最近の諸問題への対応」というプログラムのみの受講となりました。
セミナーでは、金融庁の今事務年度の金融モニタリング基本方針や反社勢力排除、大口信用供与等規制の見直し等に関する講義の後、反社勢力排除についての設例をもとに共同討議が行われました。ポイントを突いた大変わかりやすいセミナーだったと思います。
帰りに、飛行機の待ち時間を利用して、京橋のブリジストン美術館に立ち寄ってみました。「絵画の時間」と題する時間を切り口とした作品展示を行っていました。なかなか面白い企画でしたが、私の心にグイグイ迫ってきたのは、クロード・モネの「黄昏、ヴェネツィア」とジョルジュ・ルオーの「郊外のキリスト」の2作品でした。黄昏の明るさとルオーの暗さ。この両者の明と暗の対比というか、別に対比しているわけではないのですが、私の心には2つがセットになって妙に印象に残りました。
今年の夏は、今回のブリジストン美術館のほか、六本木の国立新美術館で「オルセー美術館展」を、上野の東京国立博物館で「台北国立故宮博物院展」を観る機会に恵まれました。いずれも素晴らしいもので、文化面での東京と地方との著しい格差を改めて感じたところです。