2014.10.24
私の事務所の前の歩道に街路樹(ハナミズキ)が植えられているのですが、その樹の根元にミニトマトが実っています。どこから種が飛んで来たのか、ほんのわずかの土のあるスペースに育ち、花を咲かせ、実をつけました。
歩道は事務所の北側にあるので、ほとんど日があたりません。また、そこには北風が吹きつけ、しかも海からの潮風なので、その威力は自転車をすぐに錆びさせるほどです。こんな劣悪な環境で実ったトマト。この力強い生命力には驚かされます。
まだトマトの実は緑色をしているのですが、いつ赤くなってくるのか、これから寒くなるので枯れはしないかなどの私の心配をよそに、トマトは元気に育っています。
このトマトを見るたびに元気をもらっている毎日です。当事務所に来られる際は、是非、このトマトも見ていってほしいと思います。
2014.10.08
香川県留置施設視察委員会の活動として小豆警察署の留置施設を視察しました。
高松港から草壁港まで高速艇で45分。屋島の北側を回り、普段は見ない形の屋島を右手に見ながら進み、庵治を過ぎ、志度半島が見えてくると志度カントリークラブの名物ホールのフェアウェイも確認できます。小豆島の地蔵埼灯台を回り込んで内海湾に入るともう到着。草壁港から小豆警察署までは車ですぐでした。
私が弁護士になったころは、小豆島には土庄警察署と内海警察署の2つの警察署がありましたが、10年ほど前に小豆警察署に統合されました。小豆警察署は小豆島の東側に位置するので、公共施設としては、島の真ん中にある池田町あたりにあった方が便利なのかもしれません。ただ、小豆島自体が面積的に狭いので、特にアクセス上の不便はないということでしょうか。
帰りは、フェリーで1時間。デッキに出ると潮風が心地よく感じられます。美しい瀬戸内の島々や日没を観ながら、紅葉の時期にまた訪れたいなと思った小豆島の視察でした。
2014.10.03
高松サンポート合同庁舎のアイホールで開催された労使関係セミナーに出席しました。このセミナーは中央労働委員会事務局四国地方事務所の主催で、 労働委員会制度とその機能等について労使関係者の認識を深めること等を目的として開催されたものです。
セミナーでは、まず、滋賀県労働委員会の公益委員でもある近畿大学法科大学院の奥田教授から「労働条件の変更をめぐる法的諸問題―労働者の同意の認定を中心に」と題する基調講演が行われました。技術翻訳事件(東京地裁平成23年5月17日決定)と協愛事件(大阪高裁平成22年3月18日判決)を引用しながらの、不利益変更の判断要素の説明はとてもわかりやすかったと思います。
次に、愛媛県労働委員会と香川県労働委員会で取り扱った具体的なあっせん事例を題材として、パネルディスカッションが行われました。議論は、法的観点からの検討にとどまらず、あっせんにあたって工夫した点や苦労した点、また今後の課題等にも及び、大変参考になりました。
今後の地方調整委員としての活動に活かしていきたいと思います。