s-DSC_0254.jpg 丸亀の裁判所も私の準ホームグラウンドの裁判所といえます。高松地裁本庁のように日常的に出入りするわけではありませんが、私が丸亀高校の出身で、高校時代は裁判所の横を通って通学していたこともあって、地元意識が強いのかもしれません。裁判所を出ると、丸亀城の美しい石垣や天守閣を見渡せるのもこの裁判所の素晴らしいところです。

この裁判所の法廷で特徴的なのは、当事者席と証言台との近さです。法廷には、奥の雛壇に裁判官席、向かって左側に原告席、右側に被告席があり、原告席と被告席の中間に裁判官と向かい合う形で証言台が設けられているのですが、法廷が狭いせいなのかどうなのか、とにかく原告席・被告席と証言台とが手が届くほどに近いのです。

普通の法廷だと、証人に証拠資料を示しながら尋問するときなどは、資料を手に持って証言台のところまで歩いていき、証言台の横で質問するのですが、丸亀の裁判所だと当事者席から証人に資料が示せる感じの距離感なのです。この距離感は貴重だと思います。

実は、丸亀の裁判所は、近い将来建替えが予定されています。建物が新しくなってしまうと、おそらく法廷も全国の標準サイズに統一されてしまうと思います。全国の弁護士先生方には、そうなる前に、是非一度この距離感を体験してもらいたいと思うところです。

IMG_0042.JPG高松市が弁護士資格を有する任期付職員を募集しています。昨年の不正開票事件などの不祥事の多発を受けて、その対策の一環として弁護士資格を有する職員を任期付で採用することにしたようです。

募集要項によると、2年以上の弁護士経験を有する55歳以下の弁護士を3年間の任期付きで1名程度採用し、コンプライアンス推進に関する施策の立案・実施職員からの法令解釈等の相談に応じる等の職務を行うものとされています。

しかし、この募集に応じる弁護士がいるかどうかについては、なかなか難しい問題があります。市の職員に採用されると、当然のことながら公務に専念しなければならず、通常の弁護士業務が行えなくなります。そうすると3年間の任期中、弁護士事務所は借りたままにしておくのか、いったん解約するのか、リース中の物件はどうするのか、雇用している事務職員の処遇は?など、応募へのハードルはかなり高いものがあります。

イソ弁(勤務弁護士)が独立する前に任期付職員を経験しておくというのであれば、1つの選択肢としてありうるかもしれませんが、まだ十分な実務経験がない中で3年間も弁護士実務から離れてしまうのは、やはり躊躇があると思います。

例えば、非常勤裁判官のように、週に1日だけ非常勤職員として勤務し、あとは弁護士業務が行えるようにするなどのハードルを低くする手当てが必要なように思うところです。

IMG_0026.JPG先日、ご依頼により遺言書の作成に関与しました。

まず、遺言書を作成したいとのご相談を受け、当事務所において遺言書の文案を作成。その後、公証役場との間で協議を重ね、遺言書案を確定。日程調整のうえ、当職も公証役場まで依頼者様に同行し、そこで公正証書遺言を作成。帰りには、無事遺言書の謄本を持ち帰ることができました。これで万が一の場合も安心です。

遺言書には、自筆証書遺言公正証書遺言秘密証書遺言の3つの種類がありますが、この日作成したのは公正証書遺言です。私は、遺言書を作成する場合、確実性の観点や後日の家庭裁判所での検認手続きが不要であることなどから、公正証書遺言をお勧めしています。

当事務所では、遺言書作成に関する各種サポート業務を行っています。お客様のニーズに合わせて様々なバリエーションを用意しておりますので、是非お気軽にご相談いただければと思います

【対応可能地域】香川県全域(綾歌郡綾川町、綾歌郡宇多津町、観音寺市、仲多度郡琴平町、坂出市、さぬき市、善通寺市、高松市、仲多度郡多度津町、東かがわ市、丸亀市、仲多度郡まんのう町、木田郡三木町、三豊市) 岡山県、徳島県、愛媛県、高知県等の近隣地域や東京、大阪等も対応可能です。
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