2015.05.29
平成27年度第1回目の高松市個人情報保護審議会に出席しました。私は平成20年10月からこの審議会の会長を務めています。
今日の審議会では、社会保障・税番号制度の導入に伴う、収納、滞納、個人住民税(課税)に関する特定個人情報保護評価の全項目評価書に記載された特定個人情報ファイルの取扱いについての諮問に対し、質疑応答のうえ、答申の方向性に関する取りまとめを行いました。
ところで、この審議会の事務局はコンプライアンス推進課が担当してくれているのですが、同課に任期付職員としてB弁護士がいることがわかりました。高松市が弁護士の資格を有する任期付職員を募集していたことについては、昨年12月のこのブログでも紹介しました。
B弁護士はこの春まで高松市内の法律事務所でイソ弁(勤務弁護士)をしていたのですが、高松市の任期付職員に転身したようです。B弁護士には、香川県弁護士会の代表として、市役所の中で大いに活躍してもらいたいと思うところです。
2015.05.25
東山魁夷せとうち美術館で「日展三山」展を観てきました。同美術館開館10周年記念の特別展とされていました。この三山展については、丸亀の法廷に行った帰りに立ち寄る予定にしていたのですが、スケジュールをよく確認してみると、特別展が5月31日までなのに、次回の丸亀の法廷は6月2日。ギリギリアウトなので、やむなく時間を作って行ってきました。
さて、東山魁夷、杉山寧、高山辰雄の三山ですが、かっての日本画壇の一世を風靡しただけあって、素晴らしかったです。展示スペースが狭いだけに、次から次へ名作のオンパレード。濃密な時間の流れでした。
特に私の心に響いたのは、東山魁夷は「冬華」、杉山寧は「孔雀」、高山辰雄は「一軒の家」の作品でした。また、秋の特別展を楽しみに待ちたいと思います。
2015.05.15
「資格を取ると貧乏になります」という本を読みました(新潮新書、佐藤留美著)。資格業を営む者にとっては、なかなか衝撃的なタイトルです。著者は、企画編集会社の代表取締役でライター。第1章は弁護士、第2章は公認会計士、第3章は税理士、第4章は社会保険労務士のことが書いてあり、第5章は「TOEICの点数が上がると英会話が下手になる」とありました。
弁護士以外の資格のことはさておいて、弁護士に関する第1章の小見出しを見ると、「5人に1人は『生活保護受給者並み』の所得」「たった10年で2倍に」「数合わせだった『3000人構想』」「三流大学にも法科大学院ができたワケ」「失敗の理由」「需要がない組織内弁護士」「事件数もピークアウト」「国選弁護人の仕事も奪い合い」「8割超の法科大学院が定員割れ」「司法修習も自腹に」「最初の弁護士業務は『自分の自己破産』?」「使い捨てされた若手の行き先」「ボランティア活動が食い扶持に」等と、これまた衝撃的な内容が続きます。
はたして弁護士になると貧乏になるのかどうなのか。次回以降に見ていきたいと思います。
2015.05.07