2015.11.27
先日、交通事故紛争処理センター(高松支部)による和解斡旋を利用して、交通事故に関する和解が成立しました。
私が依頼を受ける前の相手方保険会社からの示談金の提示額は300万円弱程度でした。この被害者の方は、裁判までは希望されませんでしたので、いわゆるADR機関である交通事故紛争処理センターに和解斡旋の申立てをすることにしました。ちなみに、同センターは公益財団法人であり、その利用に費用はかかりません。
今年の8月に申立てをして、何度かの和解斡旋を経て、3ヶ月程度の期間で、示談金を700万円とする和解が成立しました。
この方は、自分の自動車保険に附帯していた弁護士費用特約を利用しましたので、弁護士費用を自己負担することなく(弁護士費用は保険金から支払われます)、紛争解決機関の利用手数料も負担することなく、示談金額が倍増する結果となりました。
当事務所では、このようなADR機関を利用した紛争解決も多数取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
2015.11.02
苔の帽子をかぶり苔の衣を羽織ったお地蔵様が寝てござる。南青山の根津美術館の庭園を散策しているときに遭遇し、思わずシャッターを切りました。風情がありますね。
先日の東京出張の際、美術館をはしごしてきました。まずは、丸の内にある三菱一号館美術館。「プラド美術館展~スペイン宮廷美への情熱」が開催されていました。次に、根津美術館。財団創立75周年記念の「根津青山の至宝~初代根津嘉一郎コレクションの軌跡」と題する特別展が開催されていました。苔のお地蔵様にはここの庭園でお会いしました。そこから広尾までブラブラ歩いて、最後に山種美術館。琳派400年記念の「琳派と秋の彩り」と題する特別展が開催されていました。
どの特別展も素晴らしいもので、大満足のミニアートツアーとなりましたが、そのなかでも私の心に「ぶるっ」ときたのが、加山又造の「華扇屏風」と「満月光」(いずれも山種美術館)。
私のなかでは、この2つは別格でした。ポストカードを買ってきて、じっと眺めている毎日です。