2016.01.07
あけましておめでとうございます。平成28年も引き続きよろしくお願いいたします。
さて、先日、書庫の整理をしていると「弁護士会 北から南から」(日本弁護士連合会編、法学書院、平成7年発行)という本が出てきました。これは日弁連新聞に連載されていた全国の弁護士会の紹介記事を単行本化したもので、香川県弁護士会については昭和60年(1985年)7月号、8月号に掲載された記事が転載されていました。
そこでは、高松弁護士会が昭和55年に会の名称を香川県弁護士会に改称したこと、当時の弁護士数は71名で昭和50年以降の入会者が30名を超えること、弁護士が飽和状態にも見えること、香川県弁護士会の会報が充実していること、東讃よりも西讃の方が権利主張の強い傾向にあること、などが紹介されていました。昨今の弁護士数の大幅増加との関係でいえば、既に30年も前から弁護士が飽和状態などという話があったことに驚かされます。
記事の最後の部分に、歴代日弁連会長33名のうち3名が香川県の出身者であることが紹介されており、「香川県弁護士会の弁護士はこのことを誇りにしている。とともに、これら先進弁護士の栄誉と業績に恥じない活動を肝に銘じ、会活動を行っている。」とありました。私もこのことを肝に銘じて弁護士活動を行っていきたいと思うところです。