2016.02.23
最近、ニュースやワイドショーなどでこの裁判所の映像が流れるのをよく見ます。そうです、あの“号泣県議”の公判に関する報道です。それにしても、あの傍聴希望者の長蛇の列には驚かされます。アルバイトの並び屋さんもたくさんいるのでしょうね。
さて、この神戸地方裁判所ですが、古い伝統ある建物の上に、ガラス張りの近代的な建物が乗っかったような外観をしており、裁判所庁舎自体が一つのアートになっています。港町神戸のイメージにもよくあっていると思います。中に入ると裁判所庁舎の図柄の下に「COURT KOBE」と刻印された記念スタンプまであり、まるで観光名所です。
私は、数年前、この裁判所に兵庫県所在の会社の自己破産を申し立てたことがあります。申立書は郵送で提出できますし、裁判所との打ち合わせも電話できますので、地元の裁判所でないことに特段の不便さは感じませんでした。ただ、債権者集会だけは毎回この裁判所に出頭しました。
現在、高松地方裁判所丸亀支部でも庁舎の建替え工事が始まっているのですが(実際は、もう新庁舎建物の設計も終わっているのでしょうが)、何の変哲もないただのハコのような庁舎にだけはなってほしくないと思うところです。