2016.11.19
中原中也記念館に行ってきました。湯田温泉にある中也の生家の跡地に建てられています。
私は、詩はどちらかというと苦手なので、正直いって中也の作品はほとんど知りません。桑田佳祐の楽曲の「声に出して歌いたい日本語」の冒頭が「汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる…」で始まることから、「汚れつちまつた悲しみに」であればメロディとともにある程度の詩が頭に浮かぶのと、「ゆあーんゆよーんゆあゆよん」というオノマトペを知っている程度です。
さて、館内ですが、中也の生原稿や遺品など貴重な資料が展示されているほか、中也の生涯や業績が紹介されています。15分くらいの「中也の軌跡」というビデオが放映されているので、これを見てから展示室を回っていくと、個々の展示品を興味深く鑑賞することができると思います。また、一角にちょっとした図書館のようなスペースがあって、中也の各種関連本を手に取って読めるようになっていたのと、CDの視聴コーナーがあったのも非常に良かったです。
苦手の詩にちょっとだけ興味がわいてきた記念館でした。