2016.11.28
山口県立美術館に行ってきました。新山口駅で新幹線から山口線(津和野・益田方面)に乗り換えて山口駅まで約20分。そこから美術館まで徒歩で約15分。アクセスは決していいとはいえません。しかし、行くだけの価値がある美術館でした。
噴水の向こう側に見えるレンガ造りの建物が山口県立美術館です。これだけでも素晴らしロケーションですが、美術館の向こう側も紅葉の小山に臨み、一面ガラス張りのカフェからお茶を飲みながら秋の風情を楽しむことができます。まず、立地◎です。
また、建物内部も、展示室で間近に作品を観たあと、階段を上ってワンフロア―上からもう一度全体を俯瞰することができる造りになっています。坂出の東山魁夷せとうち美術館のような感じですが、3部屋全体を上から見渡せる構造になっていたのは、これまた◎でした。
さて、今回の特別展は「最後の印象派」展で、20世紀初頭のパリを舞台とした印象派の作品が集結していました。私の心にぶるっときたのは、アンリ・ル・シダネルの「コンコルド広場」とエミール・クラウスの「リス川の夕陽」の2作品でした。
同時開催の雪舟展なども素晴らしく、満足感の高い山口紀行となりました。