2017.01.13
東京国立博物館で「平安の秘仏」展を観てきました。滋賀県甲賀市にある櫟野寺(らくやじ)所蔵の10世紀頃の仏像20体が展示されていました。
仏像の数からわかるように展示室はただ一室のみ。展示室が一室だけの特別展というのは私も経験がなく、瀬戸内海の豊島美術館と同じような衝撃を受けました。
そして、展示室に入るや度肝を抜かれたのが、ご本尊の十一面観音菩薩坐像。坐像ですから座っているのに(立っているわけもないのに)、台座を含めると5mを超える大きさなのです。この巨大さと菩薩の表情には圧倒されました。
音声ガイドを聞きながら、一つ一つの仏像を鑑賞して室内を巡って、十分楽しむことができました。
トーハクの特別展はいつも間違いがないのですが、今回もまた唸ってしまいました。ショップでは、「櫟」の字の入った缶バッチを買いました。さあ、これをどう使いましょうか。