2017.04.28
三菱一号館美術館で「オルセーのナビ派展」を観てきました。この建物ですが、「三菱が1894年に建設した『三菱一号館』を復元したもの」とのことです。高層ビルが立ち並ぶ都心の一等地の一角に明治時代の外観の建物が建っており、その中の小さな展示室を次から次へと巡っていくというのは非常にナイスな感じでした。
さて、「ナビ派」というのは、私はあまりなじみがなかったのですが、パンフレットによると「19世紀末のパリで、前衛的な活動を行った若き芸術家のグループ」とありました。「ナビ」というのは、預言者という意味のようです。
斬新な色使いなど、正直私の理解がついていけない部分もありましたが、音声ガイドのおかげもあり、全体として興味深く鑑賞することができました。
「ナビ派」にやんわりと馴染むことができた特別展となりました。
2017.04.07
日光東照宮美術館は、日光東照宮の旧社務所(昭和3年建築)の建物が美術館になっているもので、まずはこの歴史的建造物自体をアートとして鑑賞することができます。
館内の作品は、中村丘陵、樫山南風、荒井寛方等の障壁画が中心ですが、横山大観の「朝陽之図」と題する大作もあり、これらを間近に鑑賞できたのは本当に素晴らしいことでした。「朝陽之図」は「Sunrise」と英訳されており、私の名前と同じなので、非常に親しみも感じました。
世界遺産になった日光東照宮は観光客でごった返していたのに、見所が多岐にわたるせいか、美術館まで足を延ばす人はさほど多くなく、ゆっくりと鑑賞して回ることができたのも幸いでした。