2017.05.08
4月から平成29年度が始まり、今年度は滝口弁護士が香川県弁護士会の会長を務めています。
私は、7人の司法修習生の弁護修習の指導担当を務めたのですが、滝口弁護士はその中の1人であり、また地元に残ったのが彼だけであったこともあり、滝口執行部を全面的に応援しています。
さて、弁護士会の会長は、選挙になるならないは別として、基本的には修習期の古い順に就任していく形となります。修習期が古いということは弁護士経験も長いということを意味しますから、これはある意味当然のことともいえます。それゆえ、弁護士数の少ない小規模な弁護士会ほど、(人材がいないことから)若い修習期の会長が誕生することになります。
ところで、滝口会長は司法修習56期です。そして、香川県弁護士会の弁護士数は175人です(平成29年4月現在)。これを四国の他県と比較してみると、愛媛弁護士会(166人)の会長は50期、徳島弁護士会(96人)の会長は51期、高知弁護士会(89人)の会長は58期となっています。ちなみに、対岸の岡山県弁護士会(397人)の会長は43期です。
このように見てくると、香川県弁護士会は弁護士数の割に会長の修習期が若いということになります。裏を返せば、香川県では会長になりたがらない弁護士が多いということになるのでしょうか。