2017.05.23
日弁連のライブ実務研修として「民事信託の実務」を受講しました。民事信託は、財産管理や財産承継を行うスキームの一つとして、近時非常に注目されているものです。
研修では、民事信託の活用例やその際の留意点等に加え、①高齢者の財産保護、②親亡き後の問題、③後継ぎ遺贈型の受益者連続信託の3つのケースについて、具体的な信託契約書の条項を示した詳細な解説がなされました。
弁護士は、依頼により契約書を作成するなどして報酬を得ているわけであり、このような企業秘密に属するようなものを簡単に公にしていいのかと思うくらいでした。
この民事信託ですが、来るべき高齢化社会において、後見制度に代わる財産管理や遺言に代わる財産承継等のスキームとして広く活用されることになると思われます。