2018.05.11
倉敷市立美術館は、倉敷市の旧市庁舎を美術館として利用しているものです。同市庁舎は、昭和35年に丹下健三の設計により建設されましたが、昭和55年の新市庁舎への移転に伴い、昭和58年から美術館となっているとのことです。
丹下健三といえば、香川県庁舎(昭和33年)や船の形をした県立体育館(昭和39年)の設計者でもあり、香川県とも縁の深い世界的建築家です。
香川県庁舎は、「死ぬまでに見ておくべき100の建築」として取り上げられたこともありますし、また、耐震改修工事が頓挫している県立体育館の方も、世界危機遺産とされて保存会も立ち上がっていると聞きます。
このような貴重な建築物である建物を、倉敷に倣って、美術館のハコとして利用するのも非常に面白いと思うのですが、いかがでしょうか。