2018.10.26
「損する結婚 儲かる離婚」(藤沢数希著、新潮新書)という本を読みました。著者は、弁護士かと思いきや、「理論物理学研究者、外資系金融機関を経て、作家」とありました。
なぜ結婚すると損をするのか、なぜ離婚をすると儲かるのか、タイトルからちょっと気になり読んでみると、著者は、結婚を「所得連動型の債券」という金融商品の一つと位置付けているのです。理系の発想ですね。
著者が法律実務の専門家ではないことから、若干正確でないところも見受けられましたが、高額所得者の夫が婚費地獄(「婚費」は「こんぴ」と読み、夫が妻に渡す生活費のこと。)に陥るところなど、リアルな部分も結構ありました。
芸能人のゴシップに対するコメントなどもあり、一般の方にも気軽に読めますので、興味のある方はご一読を。
2018.10.12
東京都美術館で「藤田嗣治展」を観てきました。藤田嗣治展は、2年くらい前、兵庫県立美術館でも観たことがあります。今回の展覧会は没後50年という企画でした。
藤田嗣治といえば、乳白色の裸婦が有名ですが、今回は全国から10点以上の乳白色の作品が集結しており圧巻でした。東京国立近代美術館の「5人の裸婦」や倉敷の大原美術館の「舞踏会の前」とは何度目かの対面になりましたが、初めて見る新潟や京都などの美術館所蔵の作品も素晴らしかったです。並べて見比べてみると感動が違います。
今回のお土産には、写真にある作品「カフェ」がプリントされた缶入りチョコレートを買いました。いま、その空き缶をペンケースとして持ち歩いているところです。