2018.10.26
「損する結婚 儲かる離婚」(藤沢数希著、新潮新書)という本を読みました。著者は、弁護士かと思いきや、「理論物理学研究者、外資系金融機関を経て、作家」とありました。
なぜ結婚すると損をするのか、なぜ離婚をすると儲かるのか、タイトルからちょっと気になり読んでみると、著者は、結婚を「所得連動型の債券」という金融商品の一つと位置付けているのです。理系の発想ですね。
著者が法律実務の専門家ではないことから、若干正確でないところも見受けられましたが、高額所得者の夫が婚費地獄(「婚費」は「こんぴ」と読み、夫が妻に渡す生活費のこと。)に陥るところなど、リアルな部分も結構ありました。
芸能人のゴシップに対するコメントなどもあり、一般の方にも気軽に読めますので、興味のある方はご一読を。