2021.05.14
新型コロナの感染拡大は終息の兆しをみせず、相変わらずの自粛生活で、美術館にも行けない日々が続いています。そのような中、
先日、「〈あの絵〉のまえで」(原田マハ著、幻冬舎、2020年3月刊)という小説を読みました。6つの短編からなり、それぞれのストーリーにある絵画が登場するという趣向でした。
1話目はひろしま美術館のゴッホの絵がテーマでしたが、何と6話目のトリを飾ったのが直島にある地中美術館でした。瀬戸内国際芸術祭などでアート県としても売り出している香川県ですが、地元の美術館が小説のクライマックスに出てくるのはちょっと誇らしく感じました。
ただ、高松港のターミナルビルと直島の民宿のおばさんのセリフが広島弁になっているような気が…。ここをコテコテのさぬき弁にしてくれれば完璧でした。