2017.03.03
PTAの監事として、高松高校の卒業式に出席しました。高高の卒業式では、毎年、卒業生代表の答辞が一つのエンターテインメントとして名物のような存在になっています。
それは今年も健在で、3年間の学生生活と世相を振り返るところから始まり、モノマネあり、合唱あり、代読ありで、聴衆を笑わせて、泣かせて、感動させる素晴らしい内容の答辞でした。それにしても、忙しい受験勉強の合間に、よくこれだけの準備をする時間があるものだと感心させられます。
国や社会をつくるのは、結局は「人」であり、地元にこのような若人がいる限り、香川県、ひいては日本も安泰だと心強く感じた次第です。
卒業生諸君の未来が輝かしいものになることを心から祈りたいと思います。
2016.05.27
2014.04.08
私は平成25年度の梅香会の会長であり、既に平成26年度が始まっているのですが、4月21日に梅香会の総会が予定されており、その総会で新会長を含む新役員が選任されるため、その日までが会長の任期ということで、入学式でも来賓として祝辞を述べることになりました。
私は、附属高松中学生たる者、文武両道だけでは物足りない、更に教養を身に付けよ、そのためにはたくさんの本を読め、感受性の強い中学時代にたくさんの本を読んでおくことが人間としての幅を広げ、人生を豊かにすることにつながる、という趣旨のことを郷土の文豪である菊池寛の逸話を引きながらスピーチしました。
最近の大学生は読書離れが進んでいると聞いており、中学時代から読書に親しんでおくことは非常に大切なことだと思っています。私の言葉が新入生の胸に届いていることを期待したいと思います。
2014.03.14
附属高松中学校の卒業証書授与式がありました。私は、今年度、同校梅香会(PTA)の会長をしている関係で、祝辞を述べることになりました。壇上でのスピーチは、校長先生(香川大学教授)、同大学教育学部長様、梅香会会長(私)、梅友会(OB会)会長様の順番でした。要は子供たちの門出にあたっての餞の言葉ですから、偉そうなことを言えばいいのですが、来賓席には地元金融機関頭取様(梅友会役員)などそうそうたるお歴々が座っておられるので、つい緊張感が高まってしまいます。私は、「高い志を持て」ということと「日々の努力の継続が大切」ということの2点について、前者を山登りに例えて、後者は「雨垂れ石を穿つ」という諺を用いて話をしました。優秀な附属高松中学校の生徒からすれば、「そんなことは分かっているよ」と言われそうですが、私とすれば、当たり前のことを当たり前にすることの重要性をわかってもらえればという気持ちでした。
巣立っていった卒業生諸君の今後の飛躍を心から期待するところです。
2014.01.17
アルファあなぶきホールで開催された香川県教育委員会主催の人権・同和教育指導者研修会に参加しました。今年度、附属高松中学校の梅香会の会長を務めている関係で参加することになったものです。
プログラムでは、まず、四国部落史研究協議会代表の濱近仁史氏から「神の出前~四国の部落史から~」と題する講演があり、次に、横田ご夫妻の講演がありました。
横田ご夫妻の講演にあたっては、まず、横田めぐみさんの出生から中学入学、そして失踪(拉致)、その後の拉致問題の経過などに関するアニメが上映されました。一連の経過がコンパクトにまとめられており、拉致問題に関する十分な知識がない人でも、現状と経過を理解できるものになっていました。そして、いよいよ横田ご夫妻が登場されました。滋さん、早紀江さんの順序で約30分ずつ講演されましたが、当時中学1年生の愛娘を理不尽にも拉致され、その後36年間にもわたりめぐみさんの帰りを待ち続け、拉致問題解決のために精力的に活動されてきたお二人の生の声を聞いていると、私も中学生の子供を持つ親の一人として、熱くこみあげてくるものを抑えることができませんでした。会場でも頬を拭う姿があちこちで見られました。
これほどの重大な人権侵害が現代の世の中に存在し、今なお継続しているのです。外交上の問題や相手国の政情その他の困難な問題もあるのでしょうが、ご夫妻の切なる願いが叶うことを祈らずにはいられませんでした。
2013.10.07
10月4日(金)、5日(土)と東京で開催された全附P連研修会全国大会に参加してきました。全附P連とは全国国立大学付属学校PTA連合会の略称で、今年度私が香川大学教育学部附属高松中学校の梅香会の会長を務めていることから、参加することになったものです。
研修会は、初日が、リーダーズセミナー、基調講演、分科会、交流会、2日目が、本講演、全体会というスケジュールでした。全国の附属学校の校長先生やPTA会長が参加するだけあって、どのカリキュラムも大変有意義な内容でした。特に、2つの講演はいずれも素晴らしいものでした。
ちなみに、講師と演題は、高濱正伸先生(花まるグループ代表)による「子育てを共有、共感し合える親になろう。自分の頭で考えられる子どもを育てる。」、中邑賢龍先生(東京大学先端科学技術研究センター)による「ユニークな才能『ユニークインテリジェンス』を引き出す教育へ」でした。
特に、高濱先生の講演は、子供が健やかに育つための夫婦関係の秘訣にも言及され、離婚等の夫婦関係調整事件の処理にも大変参考になるものでした。
この研修の成果を、今後の梅香会活動に活かしていきたいと思います。